【4月30日】今が旬の「余市ムール」をいただいた。ニンニク、オリーブオイル、ワインで蒸して、余市産白ワインを飲みながら食べる。ウマすぎる。その後、ダシの出た残り汁にパスタをからめて、また白ワインとともに。余市はなんてすばらしい町なんだ…。



【4月29日】庭の桜が満開だ。この桜を見るたび、今年も無事に春を迎えられたなあと思う。これも畑の前の持ち主が残していってくれたもの。自分たちはその恩恵で暮らしている。



【4月28日】梅が開花した。昨年より5日早い。生育が早まるのはあまりうれしくない。いろんな作業が立て込んでくるし、霜がきたら一発でやられる。春はゆっくりゆっくりと進むのがよいなあ。



【4月27日】今年はケルナーの古木畑を伐って、ツヴァイに植え替える。このケルナーは畑の前の持ち主から引き継いだもので、すでに成木で収穫できた。初期の貴重な収入源であったとともに、いろんな実験をしてみた畑だった。10年間ありがとう、ケルナーよ…。



【4月26日】きょうで枝しばり終了。ワイヤーに上がった樹々を眺めると、ちょっと達成感がある。これで今年も栽培の準備ができた。さあ来い萌芽!



【4月24日】ガの一種ウワバの幼虫。こんな早い時期にこんな大きなものを見るのは初めてだ。条件さえそろえば幼虫で集団越冬することが知られているので、どこかで眠っていたのだろう。虫にとって居心地のよい冬だったのかもしれない。今シーズンは害虫に警戒だ。



【4月23日】昨年の秋、樹の根元に大量の卵の殻をまいた。カルシウムを補給することで、病気予防と樹勢抑制に効果がないかなあと思ってやってみた。新潟で作っている資材だが、現地では20キロで100円だという。うらやましい。



【4月22日】成木に比べて苗木の萌芽は早い。すでに芽がふくらみ始めている。茶色い皮が割れて、綿毛状のものが見えてきた。



【4月21日】木の杭を使っているので、毎年一定の割合で折れるものが出てくる。ウチではだいたい100本に1本ぐらい。これは杭の品質に大きく左右される気がする。数年前から導入したものはほとんど折れない。



【4月20日】きょうは風が強かった。ウチの倉庫は開拓時代の面影を残す板張りの建物で、日々どこかが壊れていく。強風により、入り口のひさしが崩壊気味。



【4月19日】草が生えてきたので、きょうから羊を放牧。やっぱり青草は格別らしく、バリバリ食べる。子羊は広いところに出てうれしいのか、意味もなく走り回っている。



【4月17日】きょうは一日中雨だったので、蔵内の作業をしていた。ほんと狭いので、タンクをいかに配置するかで頭を悩ませたりする。なんとなく整然と収まった感じ。



【4月16日】枝しばりも苗木ゾーンに入った。今イチ状態の悪い区画もあって、3年目でもこのぐらいしか育ってないものもある。今年の伸びに期待。



【4月15日】古木ゾーンの木杭はかなり年季が入っている。畑の前の持ち主が近くのカラマツの木を伐って作ったもの。今の人は普通に製品としての杭を買う。昔の人のパワーにはほとほと感服する。



【4月14日】枝しばりも古木ゾーンに入った。樹齢40年のツヴァイ。剪定に剪定を重ねて、何だかよく分からないことになっている。



【4月13日】剪定で切った枝を花びんに挿しておくと、水を吸って花が咲く。サクランボは5月の開花だが、家の中ではもう満開だ。外はすごい風と雨。



【4月12日】北海道式ギュヨ・ドゥーブル。冬の寒さから守るため、斜めに植えて雪の下に寝るようになっている。温暖化にともない、最近では真っすぐに植える方法も試みられている。



【4月10日】水仙が咲いた。これでフクジュソウ、クロッカスとともに春の三花そろいぶみ。この三つはいつの間にか勢力を増してどんどん広がっている。



【4月9日】きょうは天気が悪かったので、クリの剪定枝を焼いた。通称シバ焼き。今年はかなりダイナミックに切ったので、枝もたくさん出た。けっこうな炎が上がる。



【4月8日】夕方になって雪降ってきた。気温1度。さぶい。4月だとこれぐらいの日はそこそこある。でも積もるまではいかない。ブドウにも特に影響なし。



【4月7日】またウサギにやられてる。ほかのワイン農家の話を聞いても今年はウサギの害が多いようだ。年によって食害の主役は代わる。昨年はシカで、数年前にはネズミが大発生したこともあった。



【4月6日】春2番目に咲く花、クロッカス。いつ植えたおぼえもないが、毎年春になると咲き始める。たぶん前に住んでた農家が植えたのだろう。花が好きだった人らしく、家の周りには四季折々の色がある。



【4月5日】余市は海もいいが山もいい。特に春の残雪の山々はキリリとして美しい。しかし、雪山を見ると「神の雫」のモンラッシェの回を思い出してしまう。



【4月3日】子羊が大きくなってきたので、トウモロコシなどが入った濃厚飼料をあげている。初めはあまり食べないが、大体すぐにトリコになる。羊にとって濃厚飼料は逃れられない誘惑なのだ。



【4月2日】ウサギ、このやろ!ブドウの樹をかじっていた。追いかけては止まり、止まっては追いかける。春のウサギとの戦いは続く…。



【4月1日】ついに本日、ワインブドウの作業開始!まずは枝しばりから。冬の間、雪の中に下ろしていた樹をフルーツワイヤーに吊るしていく。



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